「ラ・ジュテ」クリス・マルケル監督が死去
2012年7月30日 21:29

[映画.com ニュース] 「ラ・ジュテ」「サン・ソレイユ」などで知られる仏映画作家のクリス・マルケルが7月29日(現地時間)、パリ市内で死去したと仏メディアが伝えた。91歳だった。
1921年生まれのマルケルは、映像分野以外に作家、写真家、美術家として幅広く活躍。第3次世界大戦後のパリを舞台に、スチル写真とナレーションで構成したSF作品「ラ・ジュテ」(1962)が世界的に高い評価を得、後にテリー・ギリアムの「12モンキーズ」の原案となった。アラン・レネ、アニエス・バルダらと並びヌーベルバーグのセーヌ左岸派と呼ばれ、ジャン=リュック・ゴダールらとオムニバス「ベトナムから遠く離れて」を製作した。
日本とアフリカを捉えたドキュメンタリー「サン・ソレイユ」、黒澤明監督の「乱」撮影過程を記録した「AK ドキュメント黒澤明」など日本を舞台にした作品でも知られている。
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