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「宇宙兄弟」プチョン映画祭で初の快挙!作品賞&観客賞をダブル受賞

2012年7月27日 20:00

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映画祭始まって以来の快挙を達成した「宇宙兄弟」
映画祭始まって以来の快挙を達成した「宇宙兄弟」
(C)2012「宇宙兄弟」製作委員会

[映画.com ニュース] 小栗旬岡田将生が主演した「宇宙兄弟」が7月27日、韓国で行われている第16回プチョン国際ファンタスティック映画祭のコンペティション部門で、最優秀作品賞と観客賞をダブル受賞した。日本映画の受賞は初めて。最優秀作品賞と観客賞の同時受賞は、同映画祭始まって以来の快挙となった。

同映画祭プログラマーのアリス・ユー氏は、コンペ全12作品の中から今作を選んだ理由について「有名な漫画を原作にして作られた映画『宇宙兄弟』は、この種のジャンルでは弱いとされる“ドラマ”の構成に非常に密度があり、強い感動を与える作品としてオリジナリティを感じたからである」と説明。さらに「面白く、そして感動的なストーリーで観客と活発にコミュニケーションをはかろうとした作品であったことも、大きな選出理由。主演の小栗旬さんと岡田将生さんのおふたりの息の合った演技が、『宇宙兄弟』をより輝かせたことは間違いない」と絶賛している。

映画祭期間中に2度行われた上映のチケットは、いずれも発売開始3分で完売するほどの盛況ぶり。今回の受賞を受け、新たに2回の追加上映が決定したという。吉報を受けた森義隆監督は、「映画の大半がオリジナル作品である韓国という土壌で、日本の人気コミック原作というものが非常に強い関心をもって受け入れられているということを実感しました。それだけでも貴重な体験だったのですが、さらに賞までいただき、うれしい限りです」と喜びをかみしめた。

日本では5月5日に全国322スクリーンで公開された同作は、これまでに興行収入約15億4000万円を突破するヒットを飾っている。2025年、NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙飛行士として第1次月面長期滞在クルーのメンバーとなった弟・ヒビト(岡田)と、自動車の設計会社を解雇になったことがきっかけで宇宙飛行士を目指すことになった兄・ムッタ(小栗)が、幼いころの夢を実現させるべく奮闘する姿を描いた。

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