岩波ホールで6時間39分の伊大河ドラマ「ジョルダーニ家の人々」公開
2012年7月15日 16:00

[映画.com ニュース] ミニシアターの先駆けとして知られる東京の老舗映画館、岩波ホールで上映時間6時間39分の映画「ジョルダーニ家の人々」が7月21日から公開される。
同館は74年に、日本で上映機会の少ない海外の傑作、大手興行会社が取り上げない名作、日本映画の名作などを上映する「エキプ・ド・シネマ」を発足し、世界映画史を飾ったインドのサタジット・レイ監督「大地のうた」3部作の第3部にあたる「大樹のうた」を公開。日本で初めて各回完全入れ替え制を実施、予告編上映の際に企業CMを流さない、予告された上映期間の途中打ち切りを行わないなど独自の上映システムで営業を続けてきた。
また、同館では「大地のうた」3部作(トータル5時間40分)を始め、これまでテオ・アンゲロプロス監督の「旅芸人の記録」(3時間52分)、「アレクサンダー大王」(3時間28分)、イングマール・ベルイマン監督の「ファニーとアレクサンデル」(5時間11分)、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督「輝ける青春」(6時間6分)など、長時間の大作を数多く上映してきた実績がある。
このほど公開される「ジョルダーニ家の人々」は、ローマに暮らすジョルダーニ一家が三男の不慮の死をきっかけに、一見不自由のない幸せな家族のひとりひとりが心に秘めた問題や困難に向き合う姿とそれぞれの運命の進む道を描く伊・仏合作の大河ドラマ。「湖のほとりで」のサンドロ・ペトラリアと、ステファノ・ルッリが脚本を担当した。
午後1時40分から3回の休憩をはさんで1日1回上映される。9月14日まで。
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