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金髪エリカ、笑顔で5年ぶり舞台挨拶「ありがとう」

2012年7月14日 14:39

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笑顔で手を振る沢尻エリカ
笑顔で手を振る沢尻エリカ

[映画.com ニュース] 女優の沢尻エリカが7月14日、約5年ぶりの主演映画「ヘルタースケルター」の初日舞台挨拶に出席した。2月に行われた製作現場会見以来となる公の場。舞台挨拶は物議を醸した「クローズド・ノート」以来約5年ぶりとなったが、場内からの「おかえり」コールにニッコリほほ笑んだ。そして、場内を見わたしながら「超緊張している。今日は本当に来てくれてありがとう。ここに来られてすごくうれしいです」と話し、メガホンをとった蜷川実花監督と見詰め合った。

全国203スクリーンで封切られたこの日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた舞台挨拶に、沢尻は共演の大森南朋綾野剛窪塚洋介哀川翔、蜷川監督とともに登場。主人公りりこを演じきり、撮了後は体調不良でプロモーション活動の場から姿を消したが、ロングの髪を金髪ショートにして“凱旋”した。

お気に入りのシーンを聞かれた沢尻は、「私の好きなシーンがカットされちゃった……」としょんぼり。蜷川監督は、「ごめん、あそこ好きだったんだ。ごっそり取っちゃった(笑)。DVD特典に入れると思います!」と豪快に笑い飛ばした。哀川は、沢尻との濡れ場シーンについて「初対面がバスローブを着て狭いエレベーターの中だった」と述懐。沢尻も「あれ、気まずかったですねえ」と同調していた。

主人公りりこになりきった沢尻は、「撮影をしているときから真剣に向き合ってやってきた。魂を削ってつくった作品。ひとりでも多くの方に劇場で見てもらいたい」と真摯な眼差(まなざ)しで語りかけていた。

人気漫画家・岡崎京子氏の作品を初めて映画化した今作。蜷川監督が映画化を熱望し、7年越しで実現させたことでも知られている。全身整形で究極の美ぼうを手に入れ、芸能界に君臨するトップモデル・りりこが欲望渦巻く世界をひた走るが、徐々に狂気をはらみ転落していく姿を描く。

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