ザ・シネマで特別番組!千葉真一がタランティーノの人柄を明かす
2012年6月27日 16:35

[映画.com ニュース] CS放送「洋画専門チャンネル ザ・シネマ」で「イングロリアス・バスターズ」が初放送されることを記念し、オリジナル特別番組「タランティーノ・マジック! 鬼才とのスターのコラボ・ワールド」が制作されることになり、クエンティン・タランティーノ監督と親交が厚く、番組にも出演する千葉真一が6月27日、都内で会見した。
「レザボア・ドッグス」で監督デビュー後、自分と深作欣二監督を訪ねて来日していたタランティーノの報を、すでに拠点としていたアメリカで知ったという千葉は、「とにかく面白い人ですねえ。それに繊細な方だと思います」と語る。さらに、「現場でカメラが回っているときに“人生でこれほど面白いことはない”という顔をしていて、その顔が深作欣二監督とうりふたつなんです」と印象を明かした。初めて会った夜には「2人で3升の日本酒を空けた」そうで、「天真爛漫で日本のことが大好き。『レザボア・ドッグス』の話では、『“仁義”を撮りたかったんだ!』と盛り上がりましたね。『なのに、アメリカ人は(劇中で描かれる“日本的な”男同士の友情を差して)“奴らは同性愛者同士なのか?”って批判するんだぜ! 全然分かっていない!』と急に怒り出したりもしましたが(笑)」と振り返った。
また、「僕が出演した『影の軍団』を全話(シリーズ総計で約130話)持っているというんですから、それを聞いたら一緒に仕事してみなくちゃなと思いました(笑)」という思いが、「キル・ビル」の服部半蔵役につながった経緯を明かした。
会見では、既存の作品に留まらず「タランティーノと深作監督と、あともう1人の方と4人で、10日間かけて脚本をまとめる作業をしたことがあったんです」という裏話や、「日本の時代劇を1本撮ってみたい」と話しているタランティーノに、ハリス初代駐日領事と日本人の間に生まれた実在の人物を主人公とした「『Blue Eyed Samurai』という作品を託してある」などのエピソードも語られた。
「ザ・シネマ」では、8月18日と19日の2日間にわたり、「イングロリアス・バスターズ」(18日午後9時ほか)ほか全5作品と関連番組2作品を、「ディレクターズ・ファイルSP タランティーノ祭」と銘打って特集放送。千葉が出演する「タランティーノ・マジック」は、8月2日午後8時半ほかで放送予定だ。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)