香取慎吾「踊る」ファイナルでシリーズ最後の犯人に
2012年6月1日 05:59

[映画.com ニュース] 「SMAP」の香取慎吾が、日本実写映画興行収入記録を樹立した、人気シリーズの完結編「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」に出演していることがわかった。シリーズの集大成となる今作で、長年にわたり「踊る」ファンだった香取が犯人役として、織田裕二扮する青島俊作に挑む。
香取が織田と共演するのは、テレビドラマ「恋はあせらず」以来、約14年ぶり。今作で演じる犯人は極端にセリフが少なく、台本にも感情部分がほとんど書かれていないという。そのため、香取のもつ独特の雰囲気とオーラに白羽の矢が立ったそうで、本広克行監督は「ふだんあまり見せない狂気の芝居を見せてくれます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんに、すごい魅力を感じました」と絶賛する。
織田との久々となる共演を楽しみ、真っ向から対峙(たいじ)した香取は「ファンのひとりとして『踊る』の世界に入れる夢がかないました。いつかは出演したいと思っていましたが、(メンバーの)稲垣くんが出演した時に、自分の出演はないなと思いました」と述懐。それだけに、「自分の持つ力を出し切って、織田さんと勝負したい。織田さんに負けません。お楽しみに」と語っている。香取扮する犯人が、クライマックスに「これは正義だ!」というセリフを言い放つそうで、その真意にも注目が集まる。
スピンオフを含む、劇場版5作の累計観客動員約3127万人、興行収入約427億9000万円という金字塔を打ち立ててきた「踊る」シリーズ。織田が撮了日に、青島が警察手帳、手錠、拳銃を取り上げられ警察をクビになり、一般人に戻ることになるという重大なストーリーの一部を明かし大きな話題となった。本編は、8月中旬に完成予定。
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