バカリズム、初監督作の舞台挨拶でテキトー発言を連発!
2012年5月26日 22:15
[映画.com ニュース] マルチなタレントを発揮し人気のピン芸人・バカリズム(升野英知)が5月26日、“ほぼ”監督・脚本・主演を務めた映画「バカリズム THE MOVIE」が東京・シネマート六本木で4日間限定公開されることを受け、同館で舞台挨拶と会見を行った。
本作はアニメ1本を含む、計5本の短編で構成されるオムニバス作品。学園サスペンスに現代サラリーマン社会を描く社会派ドラマ、アクションなどジャンルは多岐にわたり、津田寛治、渡辺哲、Bose(スチャダラパー)らも出演している。これまでTOKYO MXで放送されてきた同名番組でメイキング映像などが公開されてきたが、映画本編はこの日の昼ごろに完成したばかり。「牛で言うならまだヌルヌルがついてるくらい出来たて。僕もまだちゃんと見ていない」という。当然、事前のマスコミ向けの会見や完成披露試写会も行われておらず、異例の初日舞台挨拶を兼ねた完成報告会見となった。
バカリズムは「間に合ってよかった」と胸をなでおろしていたが、すぐに“業務連絡”と称して本作にまつわるグッズを再三にわたってアピール。以前、テレビ局絡みで自身のグッズを販売した際には「6万個作って5万個余った」そうで、「もうあんな思いはしたくないので!」と必死で観客に売り込んでいた。
完成した映画に関しては「あとはカンヌですね」と不敵な笑みを浮かべるが、カンヌ映画祭のシステムを理解していない。「2日くらい前に、夢で『カンヌの予選が決まりました!』と言われまして。1回戦が殴り合いで結局負けてしまい、『カンヌはダメだったか』となった。なので現実ではカンヌを頑張りたい!」と意味不明の意気込みを熱く語った。
これまで映画にほとんど興味がないことを公言しており、おすすめの映画は「何年か前に見て面白かった」という「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ。映画監督としてのライバルを問われると、「やっぱり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を作った人ですね。意識しています」と宣言。ロバート・ゼメキス監督の名は知らないようで、「ご存命ですか?」と報道陣に確認するなど失礼な発言を連発し、客席を笑いに包んだ。