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「少年H」撮影快調 降旗監督&水谷豊は35年ぶりタッグ

2012年5月16日 05:00

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再現された戦前の神戸の街並みで撮影に臨むキャスト陣
再現された戦前の神戸の街並みで撮影に臨むキャスト陣

[映画.com ニュース] 妹尾河童氏のベストセラー小説を映画化する、降旗康男監督の最新作「少年H」の撮影現場が5月14日、茨城・つくばみらい市のワークステーション江戸で報道陣に公開された。クランクインしたばかりの水谷豊伊藤蘭をはじめ、子役の吉岡竜輝くん、花田優里音ちゃん、小栗旬國村隼岸部一徳、降旗監督が同所のロケセットで会見した。

水谷、伊藤夫妻が「事件記者チャボ!」以来28年ぶりに共演する同作は、第二次世界大戦前後の兵庫・神戸を舞台に、H(エッチ)と呼ばれ好奇心と正義感が人一倍おう盛な少年・妹尾肇と家族の物語。映画では竜輝くん演じる肇(H)ではなく、洋服屋の父親・盛夫(水谷)の視点で描かれる。

ロケセットは約90メートルに及ぶ1本道で、昭和の神戸の商店街が再現された。道路を挟み両サイドには、主人公家族が暮らす洋服店のほか酒問屋、うどん屋、質屋、呉服屋などが軒を連ねている。5分の3がオリジナルで建設され、残りはオープンセットをアレンジした。

1936年製の黒のパッカードが砂埃をあげながら走り去るなか、小栗扮するうどん屋の兄ちゃんが藤原義江の「女心の唄」を口ずさみながら自転車で出前を届けに出かけ、吉村さん(國村)と柴田さん(岸部)は軒先でのんきに将棋をさしている。仕立て服を着込んだ主人公の盛夫が出かけようとする後を、長男・肇が走って追いかける姿は古き良き昭和の街並みそのものだ。

4月1日から約1カ月間かけて完成させた美術監督の中澤克巳氏によれば、東京の下町とは異なる戦前の関西をイメージして制作。参考になればと平面図でイラストを書いた原作者の妹尾氏は、このセットを見て感動していたという。プロデューサーを務めるテレビ朝日の松本基弘氏は、主人公が父親に置き換えられたことについて「原作を読んだときから主人公は盛夫だと感じていました。戦争中に『これでええんか?』と自分で考え、ごまかさずに子どもたちに伝える。その生き方そのものを僕らは学ばなければいけないんじゃないかと思った」と熱く語る。

降旗監督が水谷と仕事をともにするのは、ドラマ「赤い激流」(77)以来約35年ぶりとなる。「彼が演じたのはピアニストだった。何も素養のないところから始めて、実際に演奏するまでになったんだから、すごい頑張り屋さんだったねえ。今回は洋服屋さんだから、いいところを見せてくれるでしょう」と目を細める。水谷と伊藤の夫婦共演については、「役者同士だから、あんまり意識していないんじゃないかな。話題にはなるなと思ったけどね」と穏やかな笑みをのぞかせた。

6月下旬にクランクアップ予定の「少年H」は、2013年夏に公開。

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