兄・小栗旬からの手紙に弟・岡田将生が男泣き「聞いてない！」

［映画.com ニュース］　小山宙哉の人気コミックを映画化した「宇宙兄弟」の大ヒット御礼舞台挨拶が5月15日、都内の劇場で行われ、主演の小栗旬と岡田将生、森義隆監督が登壇した。岡田が小栗へ感謝の手紙を読み上げると、“お返し”に小栗もサプライズで“弟”への手紙を読み上げた。岡田は「聞いてないよ！」とたまらず涙を浮かべていた。

この日の御礼舞台挨拶は、小栗・岡田らの呼びかけで実現した。岡田は、「この兄弟ができて本当に幸せです。プライベートでもいつも仕事の悩みの相談に乗ってくれて、本当に兄貴ができた感じでした。これからも兄貴の大きな背中を見せ続けてください。いつか絶対追い越して、全力でいたずらを仕返してやる！」と兄・小栗への手紙を朗読。すると司会も兼ねた小栗が、「すべて君なしでは有り得なかったし、君が隣にいてくれて本当によかった。君のヒビトでなければ僕のムッタも存在しなかった」と弟・岡田に感謝の手紙を読み上げ、会場は温かい拍手で包まれた。

森監督も、「実はこの2人が同時に出てくるシーンは15分くらいしかない。撮影現場ではほとんど別々に撮っていたので、番宣で同じフレームにいる2人を新鮮に見ていた。本当に頑張って宣伝して広げてくれている」と感謝を述べた。また、「岡田くんは宇宙服が苦しくて本当に死にそうになっていたけど、『この状態なら面白い芝居できそうだ』と見上げた役者魂を見せてくれた」と称賛。小栗も、「皆が皆、プライドとの戦いだった。素敵な弟をもって幸せです」と岡田を労った。

売上げ累計800万部を誇る同名人気コミックが原作。幼い頃からともに宇宙飛行士になることを夢見てきた兄ムッタ（小栗）と弟ヒビト（岡田）の絆（きずな）を、JAXA全面協力のもと壮大なスケールで描く。