「ナイン・ソウルズ」16種類のチラシ1万枚、10日で完配
2012年5月4日 06:00
[映画.com ニュース] 2003年に劇場公開され、9年ぶりにニュープリントで再上映されることになった映画「ナイン・ソウルズ」の1万枚限定チラシ16種が、公開館となる東京・渋谷のユーロスペースに設置されてから10日間で完配に至っていたことがわかった。
豊田利晃監督がメガホンをとった同作は、「ポスノスター」「青い春」に続く青春3部作の完結編。9人の脱獄者の逃避行を絶望と希望、哀切と痛切が交錯する映像タッチで描いた。父親殺しの罪で服役した金子未散(松田龍平)は、刑務所で9人の男と出会う。元偽札王と名乗る山本(國村隼)は、富士山麓に大金を隠したという秘密を打ち明けたまま精神が錯乱。残された9人は、その金を目指して脱走する。
9年ぶりに上映されることを受け、配給サイドはポスター、チラシを一新。さらに、主要キャスト16人それぞれをクローズアップした16種類のキャラクターチラシを制作した。4月17日から同館に設置されると、豊田監督の最新作「モンスターズクラブ」の来場者、チラシだけを求めて来場するファンが続出し、1万枚のチラシは10日間で劇場から姿を消した。
16種類のチラシに登場するのは、故原田芳雄さん、松田、千原浩史、鬼丸、板尾創路、KEE(渋川清彦)、マメ山田、鈴木卓爾、大楽源太、松たか子、伊藤美咲、京野ことみ、唯野未歩子、今宿麻美、鈴木杏、瑛太。4月28日からは、大阪での公開劇場となるシネ・リーブル梅田で、数量限定で設置されている。
「ナイン・ソウルズ」は、6月23日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開。