キアロスタミ監督作がカンヌ・コンペ部門 主演・高梨臨は喜び爆発
2012年4月20日 04:00
[映画.com ニュース] イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督が、日本を舞台に撮影した日仏合作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」が、コンペティション部門に出品されることが決まった。主演に大抜てきされた高梨臨は、「ずっと夢だったことなので、すごくうれしいです! 今は、驚きと喜びの気持ちでいっぱいです!! 監督やスタッフさん、キャストの皆さんに早く会って喜びを分かち合いたいです!!」と歓喜のコメントを寄せた。
キアロスタミ監督は、「桜桃の味」でカンヌ映画祭パルムドール、「風が吹くまま」でベネチア国際映画祭審査員賞を受賞するなど実績十分。黒澤明監督、小津安二郎監督を敬愛する巨匠が今作で描くのは、元大学教授の老紳士と、夜は男性のエスコートをすることもある祖母思いの女子大生という、祖父と孫ほどに年齢の離れた男女ふたりが愛し合うことができるのかに焦点を当てている。
オーディションを経て主演を手中にした高梨は、キアロスタミ監督独自の演出方法により、役づくりは一切しないよう言われ、台本すら手渡されることはなかったという。映画に対して強い思い入れを抱いており、撮影を終えた際に「映画には、映画だけにしかない、素敵な世界があると思います」と語っていただけに、最高峰の舞台で同作が初披露されることは、何よりの吉報となったはずだ。ほか、奥野匡、加瀬亮、でんでんらが共演。
コンペティション部門には、今作を含む21作品がノミネート。受賞作品は、最終日となる5月27日(現地時間)に発表される。
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