窪塚洋介、宮沢賢治の詩を朗読「涙があふれてきた」
2012年4月19日 13:00
[映画.com ニュース] 映画「モンスターズクラブ」の公開記念イベントが4月18日、東京・渋谷のライブハウスで行われ、劇中音楽を提供した「Signals」の照井利幸、出演の窪塚洋介、豊田利晃監督が登場した。
照井は、豊田監督の映像作品をバックに生演奏を披露。クライマックスでは窪塚も加わり、劇中に引用されている宮沢賢治の詩の朗読を披露した。ライブ後のトークコーナーで、読みながらグッと来た瞬間があったと明かした窪塚。「宮沢賢治さんの気持ちがスッと入ってくる時があって、涙があふれてきた。泣きモードみたいな感じで途中から読んだりしていた」と、感慨深げに感想を述べた。
映画は、全米史上最長と言われている爆破事件を起こした爆弾魔、通称“ユナボマー”の存在、そして一連の事件に豊田監督がインスパイアされ、製作された物語。山奥で孤独に生きる男・垣内良一役を瑛太が演じ、良一の兄・ユキ役を窪塚が演じている。
豊田監督の現場について、素晴らしい経験だったと語った窪塚は「現場におごそかな雰囲気すらあった。神聖な場所にいさせてもらっているようだった」と、感謝を示しながら撮影を振り返った。
音楽を照井に依頼した経緯について、豊田監督は「照井さんがマスタリングまでしたのに出さなかったCDがあって。それを(撮影前に)聞かせてもらっていた。撮影中にその曲が頭に流れたので、終わった後すぐ連絡しました」と、起用までのエピソードを明かした。
「モンスターズクラブ」は4月21日から公開。