鈴木卓爾監督最新作「楽隊のうさぎ」が主演含む大々的オーディション
2012年4月12日 14:10

[映画.com ニュース] 「私は猫ストーカー」「ゲゲゲの女房」の鈴木卓爾監督が手がける最新作「楽隊のうさぎ」が、主演を含むメインキャストとなる子役の大々的なオーディションを行っている。
原作は、中沢けい氏の同名作で、新潮文庫の100冊、夏の課題図書に選定されたほか、2010年のセンター試験の問題として取り上げられたことでも知られる。学校にいる時間をなるべく短くしたい引っ込み思案の中学生・克久が、学校で最も練習時間の長い吹奏楽部に入部したことで、次第に外の世界を見つめ直し、成長していく姿を描く。
配給を手がけるのは、東京を除く全国のミニシアター、既存映画館など全国約45都市、50館が加盟するシネマ・シンジケート。テレビ局との連携による映画製作の流れとは異なる、新たな興行形態を構築するため、2008年に発足した流通組織で、それぞれの独自性を保持しながら邦・洋を問わず良質で作家性の強い作品を共同で上映してきた。
今作は、北海道・函館で「シネマアイリス」代表を務める菅原和博氏が主体となり、同市出身の作家・佐藤泰志の連作小説を、熊切和嘉監督のメガホンで映画化した「海炭市叙景」のように、物語の舞台となる静岡・浜松の「シネマ・イーラ」が中心となって製作する。「浜松市民発の映画として30年後も見続けられる映画を作りたい」というコンセプトのもと、映像化された作品が教育の現場でも活用されることで、末永く子どもたちへエールを贈る映画になることを目指すという。
オーディションでは、主人公の克久役をはじめ、中学1~3年生の吹奏楽部メンバー、クラスメイトを募集している。キャスト決定後は、週末に演技指導や楽器演奏のリハーサルを数回に分けて行う。詳細は、公式サイト(http://gakutainousagi.com/index.html)まで。浜松市内での撮影は、今夏7月~13年5月中旬の夏休み期間や連休を使用し、計14日間程度を予定。
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