スコセッシ監督＆デ・ニーロ主演の名作「レイジング・ブル」第2弾製作へ

「レイジング・ブル」は、サウス・ブロンクスのスラム街で育ち、不屈の闘魂で1949～51年にプロ・ボクシング世界ミドル級王座に君臨したジェイク・ラモッタの栄光と破滅を描いた、ボクシング映画の傑作。ラモッタ役のデ・ニーロが、体重を30キロ増量させるなど徹底的な役作りで迫真のパフォーマンスを披露し、アカデミー賞主演男優賞を受賞した。

米Movieholeによれば、第2弾はクリス・アンダーソン、シャロン・マギー、ラモッタが執筆した書籍「Raging Bull II: Continuing the Story of Jake LA Motta」を映画化するもので、マーティン・グイギーが監督、ラスタム・ブラナマンが脚色を手がける。ラモッタの若い頃と前作「レイジング・ブル」の後の姿を描くことから、スコセッシ監督版のプリクエルと続編、両方の要素を含んだ作品になるようだ。

また、デ・ニーロは出演せず、スコセッシ監督が制作総指揮を務めるドラマ「ボードウォーク・エンパイア　欲望の街」に出演する俳優ウィリアム・フォーサイスが、年老いたラモッタ役を演じるという。フォーサイスがデ・ニーロと同じ役を演じるのは、これが2度目。87年のブライアン・デ・パルマ監督作「アンタッチャブル」でデ・ニーロが演じたアル・カポネ役を、93～94年のテレビシリーズ「新・アンタッチャブル」で演じている。

「レイジング・ブル2」はそのほかのキャスティングが現在進行中で、今年6月にも撮影が開始される。