「長ぐつをはいたネコ」ギレルモ・デル・トロが声優カメオ出演の経緯語る
2012年2月24日 18:30
[映画.com ニュース] 大ヒットアニメ「シュレック」シリーズ初のスピンオフ映画「長ぐつをはいたネコ」で、製作総指揮を担当しているギレルモ・デル・トロが、声優としてカメオ出演していることがわかった。
シュレックと出会う前のネコのプスが、兄弟分の卵ハンプティ・ダンプティ、謎の美女猫キティとともに伝説の秘宝を求めるファンタジー。これまで語られなかったプスの生い立ちや、おたずね者になった過去、そして長靴に秘められたエピソードも明かされる。
デル・トロが声優を担当したのは、プスにヒーローの象徴となる長靴を与えるキーマンで、プスの故郷の治安を警備団として守る指揮官。「非常に低い声をした生真面目な、メキシコ版クリント・イーストウッドという感じだ」と独特の表現で役柄を説明する。
自ら本作への参加を熱望していたというデル・トロは、「この映画の製作が始まった頃、パーティの中の“お祝いの叫び声”を僕が出してみようか、と言ったんだ。それがきっかけで、プスにとって父親的存在である指揮官の役を演じることになったんだ。最初はスクラッチ・トラック用のつもりだったけど、みんなが気に入ってくれて本編に使われることになったんだ」と、声優を担うようになった経緯について明かす。
これまで「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「ホビット 思いがけない冒険」などのファンタジー大作を手がけているデル・トロだが、本作の見どころは「この映画の極めて高い芸術性に、皆びっくりすると思う。大がかりなアクション・シークエンスに冒険、最高におかしいユーモア、豊かで多彩なファンタジー、想像力、独創力に富んだ大作映画なんだ」と自信を見せている。
「長ぐつをはいたネコ」は3月17日から全国で2D/3D同時公開。