栗山千明、ダークヒーローにあこがれ 秘めたる思いを告白
2012年2月10日 14:00
[映画.com ニュース] 全世界で600万本以上を売り上げた大ヒットゲームを、「ピンポン」「あしたのジョー」の曽利文彦監督が最新のCG技術を駆使してアニメ映画化した「ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦」が、2月11日に公開される。主人公の女戦士カサンドラの声を担当したのは栗山千明。ゲーム&アニメ好きとしても知られる栗山が、どのように強く美しいヒロインに命を吹き込んだのか話を聞いた。
栗山にとって、大人気ゲームのアニメ化作品の声優というオファーだけに快諾したのかと思いきや「大好きだからこそ尻込みしてしまう気持ちもありました」と胸中を明かす。そのうえで、「実写とアニメの両方を演出されたことのある曽利監督ならではの、洋画のアクション作品のような迫力がある」と作品の魅力を語り、「単に上手な声が必要ならプロの声優さんにお願いしているはず。それでも私にと言っていただけたということは、実写っぽさを求めているのかなと思った」と冷静に分析する。
世界を統べる教会と邪悪な魔法使いたちの戦いを描く本作。栗山が演じたカサンドラは、強い正義感と男たちに負けない剣技を持つ戦士だが、「熱さがあって格好いい。ひとりで生きていく強さを持った、今の時代に合ったヒロイン」と話す。さらに、「私にとってもこれまでになかった役柄です。これまではコミカルな作品も含めて『あんたバカ?』と言いそうな冷淡なタイプが多くて(笑)。“炎”を感じさせる役ってなかったんですよ。ここまで生きることに必死に体当たりするようなタイプは初めてでした」とうれしそうに語る。
一方で、カサンドラの持つ“熱”を「自分にはないですね」とバッサリ。正反対ともいえる“クールビューティ”という言葉が、栗山には似合うが「だまされていますねえ」と申し訳なさそうな表情をのぞかせる。「小さいころからアニメを見てもダークヒーローにあこがれるんです。自分もそうなりたいと思っているので『クール』と言われるのはうれしいんですが、実際は全然違います(苦笑)。素の私は、子どものころから、目の前にあることから逃げたくて仕方がないタイプ。お仕事に関しては『逃げちゃダメだ』ってシンジくん(「新世紀エヴァンゲリオン」)のように必死に言い聞かせているんです(笑)!」と告白した。
それでも、「人との出会いがあるから」こそ、この仕事をやめようとは思わないという。「人見知りで最初は曽利監督のことも『怖いかも』と不安だったけど、終わってみると『また一緒にお仕事したい』って思った。そういう人たちとまた会えるように頑張ろうって思うんです」と楽しさを語る。今後演じてみたい役どころについては、「血ノリが好きでたまらないんですが、いつも強い方の役が多いので、ボコボコにやられる方を演じてみたいです!」と笑顔で打ち明けた。
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