メルボルン舞台の犯罪ドラマ「アニマル・キングダム」 緊迫の本編映像公開
2012年1月14日 13:30

[映画.com ニュース] 2010年サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマ部門グランプリをはじめ各国で高く評価され、クエンティン・タランティーノが2010年の年間ベスト3の1本に選んだ、オーストラリア映画「アニマル・キングダム」(デビッド・ミショッド監督)。主人公の少年が、初めて銃を持たされるという緊迫したシーンの本編映像を映画.comが独占入手した。
ナタリー・ポートマン製作・主演の「メタルヘッド」で脚本を手がけたミショッドが、本作で初メガホンをとった同作は、豪メルボルンを舞台に実在した犯罪一家をモデルに、主人公の少年ジョシュアの葛藤(かっとう)を描いたクライムドラマ。
17歳のジョシュアは、母がドラッグで死に、祖母ジャニーンの家に引き取られるが、その家に住む親族は強盗や麻薬売買などの凶悪犯罪で生計を立てていた。真面目だったジョシュアも犯罪の世界へ引きずり込まれ、警察への憎悪と復讐劇を繰り広げる。ジャニーン役のジャッキー・ウィーバーが、第83回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、2010年オーストラリア・アカデミー賞では作品賞ほか計10部門を独占した。
強盗仲間の射殺を機に始まる、一家の一網打尽を狙う警察との攻防に、息もつかせぬ静かな緊張感が続く本作。このほど公開された本編映像では、ジョシュアが、伯父に銃を持たされ絡まれたチンピラを脅す。初めて銃を手にしたジョシュアが、犯罪一家に巻き込まれていく様を象徴した印象的なシーンだ。
「アニマル・キングダム」は2012年1月21日から全国公開。
(C)2009 Screen Australia, Screen NSW, Film Victoria, The Premium Movie Partnership, Animal Kingdom Holdings Pty Limited and Porchlight Films Pty Limited.
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