若手注目株・森カンナ、クドカン作品への出演を熱望
2012年1月3日 18:30

[映画.com ニュース] 若手女優の森カンナが、原田知世と大泉洋の共演作「しあわせのパン」(2012年1月28日全国公開)でスパイスの効いた役どころを好演している。11年はドラマ「謎解きはディナーのあとで」にゲスト出演したほか、「警視庁失踪人捜査課SP」(12月24日放送)ではヒロイン役の女性刑事を演じるなど充実の年に。この1年を振り返るとともに、今後の展望について語った。
森は14歳でモデルデビューし、女性ファッション誌「mina」などで活躍。CMのオーディションがきっかけとなり演技に興味をもち、08年には夏帆主演作「うた魂♪」で銀幕デビューを果たした。
映画出演5作目となる「しあわせのパン」では、春夏秋冬を季節で切り取る構成のなかで、夏のパートを担当。恋人に沖縄旅行をすっぽかされたカオリは失意のなか北海道・月浦にたどり着き、主人公の水縞夫妻が営むオーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」に宿泊する。地元の鉄道で働く青年トキオ(平岡祐太)と知り合い、小さな衝突を繰り返しながらも徐々に心を開き始める。
撮影は9月に行われ、現地に約3週間滞在したという。メガホンをとった三島有紀子監督からは、具体的な演出指導は受けなかったというが「脚本もご自分で書いていらっしゃるから、頭の中に画がバチッとできていて、非常に思い描きやすかったですね」と述懐。劇中では最初の“異訪者”ということになり、見る者を物語の中に引き込む重要な位置づけだ。
「最初は派手な人だし、北海道に行く理由からしてヤケクソじゃないですか(笑)。水縞夫妻に対しても『何か変な人たち』っていう印象を抱くし、トキオくんに対しても『田舎もん』って見てしまう。あの土地に似合わない人と言われていたので、ピンクのスーツケースを持ったりもしました。とにかく、(主人公の)ふたりの空気にそぐわないように、ということを心がけましたね」
09年には劇場版「仮面ライダー」シリーズに3作出演しているが、現代を舞台にした映画出演はデビュー作以来。いつか一緒に仕事をしてみたいと夢見ているのは、「宮藤官九郎さんです! 一度、渋谷を歩いていたら偶然いらして、話しかけようと思ったら、すぐにいなくなっちゃいました」。今後は実年齢に近い役を演じたいともいい、「とにかくいろいろなことに挑戦してみたいんです。演じることはもちろん、プライベートも!」と目を輝かす。来年は年女、どのような飛躍を遂げるのか目が離せない。
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