クローネンバーグ監督「イースタン・プロミス」続編はロシアが舞台に
2011年11月25日 18:00
[映画.com ニュース] デビッド・クローネンバーグ監督が、ビゴ・モーテンセン主演でロシアンマフィアの世界を描いた「イースタン・プロミス」(2007)の続編の構想について語った。
すでに、前作の脚本家スティーブン・ナイトが続編の脚本に着手していることは報じられている。一方、クローネンバーグ監督は、米Cinema Blendのインタビューで「(モーテンセンが演じたロシアンマフィアの)ニコライの物語はまだ終わっていないんだ。今度は彼をロシアの地に連れていきたいと思っている」と明言した。
前作では、「ロンドンという異邦の地にあるロシアンマフィア」という設定こそが重要だったため、当初の脚本にはロシアでのシーンもいくつか用意されていたが、最終的にカットしてしまったという。しかし、前作でその部分は完結できたので、今度は故郷ロシアにいるニコライを見たくなったと同監督は語っている。
なお、クローネンバーグ監督の最新作「ア・デンジャラス・メソッド(原題)」は、11月23日から全米公開中。精神分析学の創始者ジークムント・フロイトとカール・ユング、そして患者として知り合ったユングと恋に落ち、のちに自身も精神分析家となる美女ザビーナ・シュピールラインの3人の複雑な人間関係を描く。フロイト役でモーテンセン、ユング役でマイケル・ファスベンダー、ザビーナ役でキーラ・ナイトレイが出演している。
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