西田敏行、被災地にエール「3・11以前よりも素晴らしい東北に」
2011年10月26日 19:51
東日本大震災の被災地・福島出身の西田は、「みんなでこの映画を見て笑って、復興復旧のモチベーションを上げましょう。3・11以降、東北は大変ですが、宮城が東北を牽引していってほしいと思います。そして3・11以前よりも素晴らしい東北になってほしいと思います」とエールを送った。
今回の企画は、東日本大震災の復興支援「TIFF ARIGATOプロジェクト」を行っている第24回東京国際映画祭と仙台市が協力し、「被災者を少しでも元気にしたい」という思いから実現。同映画祭に出品された350作以上の中から4作品を上映し、「ステキな金縛り」は「1番笑えて、感動できる」という理由から上映が決定した。
仙台市各所から約280人の観客が駆けつけ、本編上映中は客席が爆笑と感動の渦に包まれた。同じ会場で鑑賞した三谷監督は、「こういう映画なので、みんなに元気を与えられればと、みんなの元気の源になればと思います。反応がよくてうれしかったです。コメディはみんなで見れば見るほど何倍もおもしろくなるので、映画館でたくさんの人と一緒に見て欲しい」とアピールした。
同作は、三流の女性弁護士が落ち武者の幽霊を証人として法廷に引っ張り出そうと奮闘する姿を描いたオリジナルコメディ。西田をはじめ深津絵里、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛、中井貴一ら豪華俳優陣が出演する。
「ステキな金縛り」は、10月29日から全国で公開。