矢野顕子&忌野清志郎の名曲から映画「しあわせのパン」誕生
2011年10月6日 16:10
[映画.com ニュース] 原田知世と大泉洋が共演する「しあわせのパン」の予告編が、このほど公開された。三島有紀子監督がインスパイアされた、矢野顕子と故忌野清志郎さんの名曲「ひとつだけ」が主題歌として流れている。
同楽曲は、1980年に発表したものを矢野が忌野さんとデュエットしたもの。デュエット版に感銘を受けた三島監督が、「一緒にいるけれど心だけが離れている夫婦を描きたい」という思いから脚本を書き下ろし、オール北海道ロケを行って製作した。
三島監督は「この歌がなかったら生まれていなかった映画」ときっぱり。そして、「今の私の願いはひとつだけです。私が『ひとつだけ』を聞いて受けとった何かが、映画を見てくださった方々に少しでも伝わりますように。もし伝わったとしたら、それはとても幸せ」とコメントを寄せている。
北海道・月浦を舞台に、洞爺湖のほとりでパンカフェ「マーニ」を営む夫婦が、一年を通して店を訪れる人々に“しあわせ”を届ける。予告編は、りえ(原田)と尚(大泉)が丹精込めて作ったパンや料理が並び、彩りを添える。さまざまな悩みを抱えた客が心を通わせる姿から、ふたりも自分自身のしあわせを見つける。
NHKでドキュメンタリーを手掛けてきた三島監督の初長編作。ゆったりとした時間が流れる北海道の地で寄り添う夫婦を、原田と大泉が演じる。ほかに森カンナ、平岡祐太、光石研、八木優希、霧島れいからが出演する。
「しあわせのパン」は、2012年1月21日から北海道で先行公開。1月28日から全国で公開。
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