宮崎あおい、堺雅人と「とことん夫婦」宣言
2011年9月27日 18:05
[映画.com ニュース] 細川貂々(てんてん)の人気コミックエッセイを実写映画化した「ツレがうつになりまして。」の完成披露会見が9月27日、都内で行われ、主演を務める宮崎あおいと堺雅人が出席した。ふたりはNHK大河ドラマ「篤姫」に続き夫婦役で共演。宮崎は「堺さんとは今後もとことん夫婦を演じるというのも新しいし、面白いはず」と“とことん夫婦”宣言。堺も「次(3回目)は違う間柄って考えていたけど、あおいちゃんとならずっと夫婦を演じ続けるのもいいかな」と相思相愛ぶりをアピールした。
結婚5年目を迎えた売れない漫画家の妻(宮崎)とうつ病になったサラリーマンの夫(堺)が、病を機に夫婦の関係を見つめ直し、困難を乗り越えていく。「日輪の遺産」で堺とタッグを組んだ佐々部清監督がメガホンをとった。
今回の再共演に「『篤姫』のときから信頼しているので、堺さんが相手なら遠慮なく何でもできる。変な気も使わずラクですし、芝居していても楽しいです」(宮崎)、「僕もあおいちゃんに全幅の信頼を置いている。いい意味で力が抜けるし、演技に余裕も生まれる。(相手が)あおいちゃんじゃなければ、全然違う夫婦になっていたはず。“われわれ”だけの夫婦像を演じることができた」(堺)と自信のアピールだ。
演じた役柄について、宮崎は「あまり頑張りすぎず、心地よいバランスを見つけられたすてきな夫婦」。堺も「例えば60点の夫婦でも、『あと40点足りない』って考えるか、『60点もある』って考えるかで全然違う。ふたりなりの“100点”を見つけることが大事だし勇気が必要。そして美しいこと」と持論を展開した。
「ツレがうつになりまして。」は、10月8日から全国で公開。