チャン・イーモウ、コーエン兄弟デビュー作のリメイクでラッパーデビュー?
2011年9月14日 14:02

[映画.com ニュース] 中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督が、最新作「女と銃と荒野の麺屋」の出演者とともにラップを披露している特別映像を、映画.comが独占入手した。
「初恋のきた道」(2000)で繊細な恋愛を描き、「HERO」(02)でダイナミックな時代アクションを扱ったイーモウ監督が、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟のデビュー作「ブラッド・シンプル」(84)をリメイク。米テキサス州から中国・万里の長城へ舞台を置き換え、オリジナルのストーリーを踏襲しながら時代物へと変容させた。
万里の長城の果てにある荒野の町で中華麺屋を営むワンは、妻と若い従業員リーの浮気を知り、警察官チャンにふたりの殺害を依頼。しかし、麺屋の金庫に隠された大金を狙うチャンの思わぬ行動によって、それぞれの思惑に食い違いが生じる。人気コメディアンのシャオ・シェンヤンがリー役を演じるほか、スン・ホンレイ、ヤン・ニーらが出演。
特別映像は、メガホンをとっているときの厳しい表情とは一変し、シェンヤンとともにノリノリでラップを披露。力強い歌声で“おじ”や、“木材”という言葉を繰り返す、シュールな映像に仕上がった。鮮やかな色彩の劇中場面と、撮影現場でのキャストとの和やかな雰囲気も垣間見ることができる。同楽曲は、中国版の劇場公開時にエンディングテーマとして使用された。
「女と銃と荒野の麺屋」は、9月17日から全国で公開。
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