人気ゲーム「.hack」が3D長編アニメ化、主人公に桜庭ななみ
2011年8月23日 15:56

[映画.com ニュース] 株式会社バンダイナムコゲームスがシリーズ累計販売本数300万本以上を記録するアクションRPG「.hack」シリーズを原作とした、フル3DCG長編アニメ「ドットハック」(松山洋監督)を製作することになり8月23日、東京・秋葉原のUDXシアターで発表会見を行った。会見には株式会社サイバーコネクトツーの代表取締役社長でもある松山監督、脚本を手がける伊藤和典をはじめ、ヒロインの声優を務める桜庭ななみ、共演する松坂桃李と田中圭らが出席した。
2002年のプロジェクト発足以来、アニメ、書籍、コミック、ラジオなどと連動し、多くのファンを獲得した同シリーズを、完全オリジナルストーリーで映画化。バンダイナムコゲームスにとっては「鉄拳 ブラッド・ベンジェンス」(9月3日公開)に続く劇場用3Dアニメーションの第2弾となる。舞台は2024年。ごく普通の女子中学生・そら(桜庭)は友人に誘われ、世界最大規模のオンラインゲーム「THE WORLD」に参加。翔(松坂)や智彦(田中)とともに仮想世界での冒険に夢中になるなか、「THE WORLD」内で発生した異変が猛スピードで現実世界を侵食し始める。
松山監督は「ゲーム会社として培ったノウハウを映画作りに発揮させていただいた。シリーズの特徴であるゲームとリアルの二面世界を舞台に、仮想空間のトラブルがいかに社会的な影響を与えるかを描けたら。もちろん、前情報なしで1本の映画として楽しめるものを目指す」と意気込み。プロジェクトの創設メンバーである伊藤は「10年分の思いを脚本にぶち込んだ」と自信のアピールだ。
「サマーウォーズ」以来2度目の声優抜てきとなった桜庭は「何度挑戦しても、声優は難しいですね。でもキャラクター設定が私に近い部分が多くて、演じるのは楽しかった」。松坂と田中はともに声優初挑戦。「最初は感情を乗せにくかった。ふだん通りだとアニメに合わないし、役に対して違ったアプローチをした」(松坂)、「自分の気持ちが届いているのか不安になることも。最後のほうは楽しめました。中学生役なので、ちょっとかわい子ぶって(笑)」(田中)と振り返った。
「ドットハック」は2012年1月から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース





