浅丘ルリ子、旭日小綬章に「70歳はいい年」と感無量
2011年6月25日 22:28
[映画.com ニュース] 姥(うば)捨山伝説の後日談を描く異色作「デンデラ」が6月25日、全国109スクリーンで封切られ、浅丘ルリ子、倍賞美津子、草笛光子、天願大介監督らが東京・丸の内TOEIで初日舞台挨拶を行った。浅丘は2011年春の叙勲受章者のうち「旭日小綬章」を受章。「今年1月にこの作品を撮って、今は舞台『姉妹たちの庭で』で同じ年代を演じている。その間でこの賞をいただけるとは、70歳はいい年なのかなと思えて、うれしゅうございます。56年間やってきたことが(受章に)つながったのかなと……」と感無量の面持ちだった。
村の掟によって70歳で山に捨てられた主人公・カユ(浅丘)は、デンデラと呼ばれる集落で目覚める。そこには集落の創始者で、自分たちを捨てた村人への復讐を誓う100歳のメイ(草笛)、この地を豊かにして村を見返そうとするマサリ(倍賞)ら49人の老女が住んでいた。やがてデンデラの存続を脅かす事件が起こり……。故今村昌平監督の「楢山節考」から28年、長男・天願監督がメガホンをとった。
浅丘は極寒の山形県庄内地方で行われたロケを「風邪をひくこともなく、とても楽しい45日間の撮影だった」と述懐。草笛が「50人そろった女たちの底力を見ていただければ。皆さん戦友ですから。これ(映画の撮影)を乗り越えたんだから、これからの人生も乗り越えられる」と胸を張ると、客席は拍手喝さいだ。また、倍賞は「常に体を柔らかくしておかなければ」と撮影中はストレッチに励み、他のキャスト陣にも指南したという。
多くのベテラン女優を相手に、天願監督は「今回の現場では、僕なんて若造。いや、小僧でしたね。皆さんお元気でよくしゃべる(笑)。男はダメですね」と圧倒されっぱなし。「大変な撮影だったと思うが、皆さんが本来もつ力は改めてスゴイなと実感した。監督冥利に尽きる撮影でした」と最敬礼だった。
阪本順治監督作「大鹿村騒動記」(7月16日公開)とともに1000円興行を敢行。配給の東映によれば、「上映初回から50代以降の女性が多く駆けつけている」。舞台挨拶には白川和子、山口美也子、角替和枝、田根楽子、赤座美代子も登壇。角替はこの春、紫綬褒章を授章した俳優・柄本明の妻。浅丘は「柄本さんもおめでとうございました」と授章を祝っていた。
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