上川隆也、グリコ・森永事件を追う新聞記者役に「過酷な仕事」
2011年6月13日 21:12

[映画.com ニュース] 俳優の上川隆也が6月13日、NHKスペシャル「未解決事件」の取材会を東京・渋谷の同局で行った。上川は1980年代の日本を震撼させた「グリコ・森永事件」を追う新聞記者を熱演し、「とにかく過酷な仕事。自分の家にも帰れないなんて……。僕だったら務まらない」と語った。
NHKスペシャルの新シリーズ「未解決事件」は、日本中に大きな衝撃を与えた未解決事件を再現ドラマ、当時の事件記者によるトーク、さらにNHKの独自取材を通して徹底検証する。第1回で取り上げるのは、1984年3月の江崎グリコ社長誘拐事件に端を発した「グリコ・森永事件」。上川は読売新聞・大阪府警記者クラブ捜査一課キャップの加藤譲を演じる。
上川は「真実から作り上げたドラマ。その重みと喜びを感じながら演じたし、見ごたえのある作品に仕上がった」と自信のアピール。事件当時は「どえらい事件という印象で目が離せなかった。語弊があるかもしれないが、犯人が送りつける“挑戦状”は読み応えがあり、『次はどうなるか』という思いに駆られたことを思い出す」。それだけに「その事件のただ中に入り、追体験できるのは役者の特権。興奮と高揚感をもって現場に臨んだ」と撮影を振り返る。
実在する加藤氏は関西弁で、上川自身も「楽しみであると同時に、高いハードルだった」と述懐。「事件の裏側を、報道サイドから見つめ、記者たちの葛藤(かっとう)と衝突を生々しく描いている。彼らが事件を追うのと同時に、ライバル記者たちと横並びで戦うドラマを見ていただければ」と胸を張った。
NHKスペシャル「未解決事件」File.01グリコ・森永事件は7月29、30日放送。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)