真央&永作熱演「八日目の蝉」興収10億突破し息の長い興行に
2011年5月27日 16:10
角田光代の人気小説を映画化した同作は、4月29日に全国226スクリーンで公開された。封切り後も国内興行成績のトップ10にランクインを続け、ついに25日には観客動員85万9187人、興収10億1307万800円を記録した。
鑑賞料金が1000円になるレディスデーでは週末の興収を上回る日が出るなど、幅広く女性ファンの支持を集めている。また、当初は中高年層が多く見受けられたが、現在では上質な作品世界の評判を聞きつけた20~30代の若い女性層も取り込んでおり、興収15億円に向けて息の長い興行になることは間違いない。
映画は、父親の不倫相手だった誘拐犯・希和子(永作)に育てられるという数奇な運命を背負った主人公・恵理菜(井上)が、月日を経て自らも不倫相手の子どもを妊娠。かつて希和子と暮らした思い出の地・小豆島におもむき、過去と向き合う姿を軸に、母性とは何かを問いかける。難役を演じ切り新境地を開拓した井上と、鬼気迫る演技を見せた永作に熱い視線が注がれている。
5月31日には、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で「88万人突破!大ヒット記念イベント」の実施を予定している。