躁うつ病告白のゼタ=ジョーンズ、ミュージカル映画に出演
2011年4月22日 11:31
[映画.com ニュース] 躁うつ病治療を公表した女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズが、オールスターキャストのミュージカル映画「ロック・オブ・エイジズ(原題)」出演に向け、交渉の最終段階にあることが分かった。
同作は、ブロードウェイ・ミュージカルを映画化するもので、1987年のロサンゼルス・サンセット大通りを舞台に繰り広げられるラブストーリー。米ハリウッド・レポーター誌によれば、ゼタ=ジョーンズは、オリジナルには登場しなかった悪女を演じるという。
映画版のメガホンをとるアダム・シャンクマン監督は、「先月思いついたアイデアで、物語を引き締めるために追加された役柄だ」と告白。「(アル・ゴア氏の元妻で音楽の検閲団体を創設した)ティッパー・ゴアと、(アンチ・ゲイ活動家の)アニタ・ブライアントの間に生まれた隠し子のようなキャラクター」と説明した。そして「何をするにも徹底的、モラルを尊び、保守的で、ロサンゼルスからロックンロールを一掃したいと考えている女性」と語っている。
ゼタ=ジョーンズは、02年のミュージカル映画「シカゴ」でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。シャンクマン監督は、ゼタ=ジョーンズの参加について「ミュージカルの神が幸運を授けてくれた!」と大喜びだ。同作には、トム・クルーズ、アレック・ボールドウィン、メアリー・J・ブライジ、ポール・ジアマッティ、ラッセル・ブランド、ジュリアン・ハフが出演する。5月19日にマイアミでクランクインの予定。