仲里依紗、日本へ元気を“注入”! 粋な肝っ玉妊婦に
2011年4月16日 07:00
[映画.com ニュース] 第34回日本アカデミー賞で新人賞に輝いた仲里依紗が、「川の底からこんにちは」で第53回ブルーリボン賞の監督賞を歴代最年少で受賞した、新鋭・石井裕也監督の最新作「ハラがコレなんで」に主演していることがわかった。仲は、父親不明のまま妊娠9カ月を迎えた24歳の妊婦という役どころに挑み、自分のことを後回しにして他人を助けようと奔走する姿を描く。
現代社会で失われかけた義理人情に厚い主人公。「寅さん」が昭和を生きた人々から絶大な支持を集めたように、日本人の心の琴線に触れる心意気が光子にはある。そんな人物を演じた仲は、3月11日に発生した東日本大震災で被災した人々へもエールをおくらずにはいられなかった。「今、自分にできることは何か。それは皆さんに笑顔を届けることです! だから役者という仕事を日々、頑張ることだと思いました。この映画は、見終わった後に少しでも元気になっていただける作品になっています。皆さんにhappyを!!!」。
すでに撮了した光子役の仲は、「時をかける少女」(2010)に続く主演作を「妊婦という役どころは未経験なことが多くて難しかった。でも、じっくりと芝居に向き合えて、役者として成長できた気がする。石井監督の脚本は言葉の表現が特に面白い」と述懐。初めての妊婦役は「(おなかの詰めもので)関節が痛くなるほど重くて、妊婦さんって体全体が重くなるんだって実感」と真しな眼差(まなざ)しで語った。
石井監督との初顔合わせは「最初はクマさんみたいなおっとりした人だなって思ったけど、撮影が始まるとパワフルに現場をリードしてくれた。20代だということを忘れてしまうくらいしっかりしている」と全幅の信頼を寄せた。そして、「とにかく前向きな光子には共感することが多かった。プラス思考になれる映画。完成が楽しみ」と自信をのぞかせた。
光子の幼なじみ・陽一に扮した中村蒼は、念願だったいう石井監督との初タッグに「台本の文字を読んだだけでは独特な役柄をなかなか想像できなかったけど、まずは監督に委ねて、徐々に役柄をつかんでいった」と難しい役どころに挑んだ。「こんな時代こそ、光子のような人情あふれる人が必要なのかもしれない」と真剣に話す中村に仲は、「あの可愛らしい蒼君がこんなもっさい役? と最初は思ったけど、やってみたらぴったりだった」と笑いながらも太鼓判を押した。
「ハラがコレなんで」は今秋に全国で公開予定。
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