「八日目の蝉」成島出監督、ロケ地・小豆島へ凱旋
2011年4月10日 09:49
[映画.com ニュース] 井上真央主演作「八日目の蝉」のメガホンをとった成島出監督が4月9日、ロケ地となった香川・小豆島の中央公民館で行われた先行上映会に出席。成島監督は、同島の塩田幸雄町長とともに舞台挨拶に立ち、詰めかけた約850人の観客が見守るなか、記念セレモニーを行った。
角田光代の人気小説を映画化する同作は、父親の不倫相手だった誘拐犯・希和子(永作博美)に育てられるという数奇な運命を背負った主人公・恵理菜(井上)が、月日を経て自らも不倫相手の子どもを妊娠。再会した幼なじみとともに自らのルーツをたどる旅に出て、過去と向き合いながら母性に目覚めていく姿を描く。
小豆島では、希和子と薫(=恵理菜)が短い期間ながらも幸せな生活をおくっていたシーンを軸に、成長した恵理菜が再訪する場面などを撮影。成島監督は、「こんなに気持ち良く撮影させていただいたのは小豆島が初めてで、本当に幸せだった。この映画を見て、ひとりでも多くこの美しい島に訪れてもらい、恩返しがしたい」と感謝の気持ちを語った。
また、同島で6年前まで行われていた豊作祈願の祭り「中山の虫送り」のシーンは、島民の協力なしには成立しなかった。エキストラ出演は約200人にも及んだそうで、「小豆島の方々は安請けしないが、一度了承すると全力で協力してくれる。今の民主党や政治家にも見てほしい」とうながしていた。
「八日目の蝉」は、4月29日から全国で公開。
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