金髪リーゼントのチュート徳井「お客さんを“我土掴美”(わしづかみ)に」
2011年2月28日 16:43

[映画.com ニュース] お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実が暴走族の元総長を演じる、鬼才・熊切和嘉監督の最新作「莫逆家族 バクギャクファミーリア」の撮影現場が2月26日、千葉県内でマスコミに公開された。
同作は、累計発行部数2550万部を突破する田中宏の人気ヤンキー漫画を実写映画化。17歳にして関東一の暴走族「神叉」のトップを張っていた火野鉄(徳井)は、30才を過ぎた今は建設作業員として平凡な生活をおくっていたが、ある事件をきっかけに理不尽な現代社会に異を唱え、不良仲間たちと再結集する。
当日は、複数の暴走族が集まる集会場で、鉄が仲間たちに初めて出会うシーンを撮影。共演に沢村一輝、阿部サダヲ、玉山鉄二、大森南朋ら豪華キャストが顔をそろえ、それぞれリーゼントに特攻服というヤンキースタイルを披露した。金髪リーゼントの徳井は、阿部に強烈な頭突きを見舞い、大森を殴り倒すという派手なアクションシーンに挑んだ。100台以上の“族車”が集まった撮影現場は圧巻で、「順調にケンカに明け暮れています。主演ではあるのですが、すごい役者たちに囲まれてついていくだけで楽しいです」と快調ぶりを見せつけた。
役づくりのための金髪リーゼントは、「最初は違和感まみれだったけど、1カ月経ってやっと慣れてきました。この扮装で“族車”に乗ったのは気持ちよかった」とまんざらでもない様子。手ごたえについては、「ひとことで言うと、見てくれるお客さんを“我士掴美(わしづかみ)”にしたい」と意気込んでいた。
「莫逆家族 バクギャクファミーリア」は、11月に全国で公開予定。
関連ニュース





