アル・パチーノ降板の金融スリラーにリチャード・ギア主演
2011年2月9日 11:23
[映画.com ニュース] リチャード・ギアが、ニコラス・ジャレッキー監督がメガホンをとる金融スリラー「アービトレイジ(原題)」に主演することになりそうだ。米Deadlineによれば、出演交渉は最終段階を迎えている。決まればエバ・グリーン、スーザン・サランドンとの共演になる。
ギアは、不正行為が暴かれる前に自らの会社を銀行に売り払ってしまおうとするヘッジファンド界の大物を演じる予定。妻(サランドン)、アートディーラーの愛人(グリーン)、自分を陥れようとするライバルらとの関係に対処する生活をおくっているが、やがて予期せぬ失敗によって窮地に追いやられるという物語。昨年11月にはアル・パチーノが主役に決定していたが、その後、降板していた。
ドキュメンタリー「マイク・タイソン THE MOVIE」や「インフォーマーズ(原題)」などの製作で知られるジャレッキー監督が脚本も執筆。ローラ・ビックフォード(「デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく」「チェ」2部作)がプロデュースを手がける。4月中旬にニューヨークでクランクイン予定。
ギアの最近の出演作は、トファー・グレイスらと共演の犯罪スリラー「ザ・ダブル(原題)」で、今年中の米公開が予定されている。パチーノは、コメディ「ジャック・アンド・ジル(原題)」でアダム・サンドラーと共演することが決まっており、10月にクランクイン予定。