ロンドンから逆輸入 中田秀夫監督最新作「Chatroom」3月公開決定
2011年2月8日 11:37

[映画.com ニュース] 「リング」シリーズをはじめ、「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」などで知られる中田秀夫監督が、英国で製作した最新作「Chatroom/チャットルーム」が3月に公開される。
家族を嫌い、インターネットにはまるウィリアムが、ネットを通じて出会った4人とチャットルームで頻繁に交流する。その中のひとり、ジムがうつ病だということを打ち明けると、ウィリアムは言葉巧みに操り自殺に追い込もうとする。実はウィリアムは自傷癖を持ち、他人の自殺映像をネットで見ることをはけ口にしていた。ウィリアムの行動に気づいた他のメンバーは、何とかジムを救おうと“現実の世界”でウィリアムと対じしようとする姿を描く。
主演のウィリアム役は、「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」でのジョン・レノン役をはじめ、「キック・アス」など主演作のヒットが続く若手俳優アーロン・ジョンソンが演じる。
中田監督は、過去に「リング」(1999)をハリウッドリメイクした「ザ・リング」のオリジナル続編「ザ・リング2」で自らメガホンを取っており、これが2本目の海外作品。現実世界から逃れ、仮想空間の中に救いを求める若者たちの心の闇をリアルに描き出し、2010年のカンヌ映画祭「ある視点部門」でも高い評価を受けた。
「Chatroom」は、3月19日から公開。
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