桜庭ななみ、映画賞席巻も「女優として幅広げたい」
2011年1月15日 17:26
[映画.com ニュース] 突飛な行動で周囲を振り回す男女を描いたオムニバス「サビ男サビ女」の初日舞台挨拶が1月15日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、桜庭ななみ、中村蒼、友近、お笑いコンビ「たんぽぽ」の川村エミコ、白鳥久美子が登壇した。
桜庭が他人の応援を生きがいにする女子大生に扮する「ハゲマシガールズ」、片思いの彼女のために女装する高校生を中村が演じる「Boy? meets girl.」、友近がクレーム魔を怪演する「くれえむないと!」、公園でリストラ男性を次々と拾ってしまう主婦を小泉今日子が演じる「せびろやしき」の4編で構成される。AメロBメロを飛ばし、いきなり“サビ”に突入する彼らの悲喜こもごもを描く。
桜庭は、劇中で奇抜な衣装に身を包み、たんぽぽのふたりとユニークなダンスを披露。「台本を読んだときは、どんな風になるんだろうと思っていたが、予想以上に面白い作品になった。コメディの演技も楽しかったですね」。現在、第35回報知映画賞新人賞、第84回キネマ旬報ベストテンの新人女優賞を受賞するなど、映画賞を席巻しており「今後もいろんな役柄をやらせていただき、女優として幅を広げていきたい」と抱負を語った。
本格的な女装にチャレンジした中村は「(自分の女装姿は)気持ち悪くて最悪ですよ。家でひとり、腕毛やすね毛を(脱毛)テープで処理していました。ツルツルになって気持ちよかったですけど」とまんざらでもない様子。友近は、「ふだんからおかしいと思ったことはバンバン言うタイプ。文句じゃなくて、世直しのつもり」と役づくりに苦労はなかったが、「お色気シーンもあるんですよ。ダイエットしたといっても、元は太いんでスクリーンに映るのは恥ずかしい」とほほを赤らめた。