宮崎あおい&堺雅人「篤姫」以来2年半ぶりの夫婦に
2011年1月11日 05:00

[映画.com ニュース] 宮崎あおいと堺雅人が、映画「ツレがうつになりまして。」(佐々部清監督)に出演することがわかった。2人が共演するのは、NHK大河ドラマ「篤姫」以来約2年半ぶり。漫画家の妻とうつ病になった夫が、生きる幸せとは何かを前向きに模索していく姿を描く。
「篤姫」で江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室である篤姫に扮した宮崎は、“ツレ”を支えることでたくましく成長する妻ハルさんに。「原作の画をまねて書いたりしながら、『ツレうつ』の現場を想像してウキウキしています。堺さんとは約2年半ぶりにお芝居ができるので、そこからまた新しい何かが生まれることをとても楽しみにしています」と話し、1月9日にクランクインした。
一方、愛する妻のために懸命に病と戦う“ツレ”に挑む堺は、家定役で宮崎と夫婦を演じ再び対じすることになるが「大河のときとはまた違った夫婦になるでしょうが、ご覧になった方々が温かい気持ちになれるよう、頑張りたいと思います」と“共闘”宣言。また、劇中で自らが苦しむことになるうつ病について、「僕はこれまでほとんど何の知識もありませんでした。この作品をきっかけに、いろいろ勉強したいと思います」とコメントを寄せた。
同作は、細川貂々の同名コミックエッセイが原作。夫のうつ病と向き合って暮らした実話がベースで、“現代病”を題材にした内容が大きな反響を呼び30万部のベストセラーとなった。2009年には、藤原紀香と「ネプチューン」の原田泰造主演で、NHKがドラマ化。映画では、うつ病になった夫を見た妻が、これまでいかに甘え頼りきりだったかを実感する。会社を強引に退社させ、明るくたくましく振舞う妻の肯定的な姿勢が、夫を緩やかに回復させていく。
佐々部監督は、「三本木農業高校、馬術部」以来約3年ぶりのメガホン。暗くなりがちな題材ではあるが、「現代日本が抱える大きな問題をアッケラカンと吹き飛ばす原作のパワーに魅了されました」とほれ込む。そして、「脚本づくりから4年、ずっと原作を預けてくださった細川貂々さんに感謝しています。勇気を与えることのできる作品にしたい」と意気込んだ。
2人のほか、宮崎演じる“ハル”の両親を大杉漣と余貴美子が扮する。
「ツレがうつになりまして。」は、今秋に全国で公開。
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