デンゼル・ワシントン、若手有望株に貯金の方法を指南
2011年1月2日 11:34

[映画.com ニュース] オスカー俳優デンゼル・ワシントン主演のアクション超大作「アンストッパブル」が、2011年1月7日から公開される。監督は、「クリムゾン・タイド」「マイ・ボディガード」「デジャヴ」「サブウェイ123/激突」に続き、ワシントンと5度目のタッグを組んだ盟友トニー・スコット。「スター・トレック」でブレイクした人気若手俳優クリス・パインが共演している。
2001年に全米を震撼(しんかん)させた鉄道事故の実話を基に映画化。ペンシルベニア州で、運転士のブレーキミスによって、危険物質を大量に積んだ全長約800メートルに及ぶ無人列車が車庫を飛び出して暴走する。現場近くに居合わせたベテラン機関士フランク(ワシントン)と新米車掌ウィル(パイン)は、激しく対立しながらも大災害の阻止に命がけで挑む。
「これはアドレナリンを刺激する映画であり、トニーこそまさに重症のアドレナリン中毒です。彼は撮影現場に誰よりも早く到着し、いちばん最後まで残っています。走り、飛び跳ね、感情的になります。彼が出来る限りの力を尽くして仕事をしているからこそ、私たちも彼のために一生懸命やろうと奮起させられるのです」
ワシントンは、フィルムメーカーとしてスコット監督に絶大な信頼を寄せているが、それでも2人の前作「サブウェイ123/激突」に続き、再び鉄道モノを撮ることについてはためらいがあったと明かす。
「“トニー、列車映画を2本かい?”と言ったんです。すると彼は“いや、同じじゃないんだよ、デンゼル。違うんだ”と。その後、彼のオフィスを訪れると900両ほどの列車の模型がありました。いろいろなタイプのおもちゃの列車です。それで私は“分かった、列車が衝突する間にしゃべる人が必要なんだね?”と話すと、彼は“そうだ!”って(笑)。いえ、そんなことは言いませんでしたが、でも結局はそういうことなのです。この映画は列車が物語の主役ですから」

すべての障害物を粉砕する暴走列車のスリルはもちろん、ワシントン扮するフランクのように、国内の多くの地域で年配の人々が早期退職を宣告され、職場を追われているという社会問題も描かれている。
「あるシーンをオハイオ州で撮影したとき、50人のエキストラが必要なところへ2000人が来ました。そこは昔タイヤ工場があったところで、今は仕事のない人がたくさんいるのです。この映画ではペンシルベニア西部、オハイオ東部など、これぞアメリカという地方へ行き、そこで大勢のステキな人々に出会いました」
共演したパインは、離婚寸前の妻との再出発を願いながら、自殺行為ともいえる決死の作戦に身を投じるウィルを熱演した。
「クリスはすばらしいユーモアセンスを備えた、有望な若手スターです。役者として、もっと成長しようとしています。たくさんの疑問を抱えていて、キャリアプランや貯金の方法まであらゆることを質問してきましたよ。彼とはとても気が合いました」
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