「ロスト・シンボル」映画版は、原作者ダン・ブラウン自ら脚色
2010年12月22日 11:14
[映画.com ニュース] 「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続き、ダン・ブラウンのベストセラー小説を映画化するシリーズ第3弾「ロスト・シンボル(原題)」の脚本を、ブラウン自身が執筆することがわかった。米ハリウッド・レポーター誌が報じたもので、ブラウンが映画脚本を手がけるのは初めてとなる。
前2作同様、宗教象徴学者ロバート・ラングドンを主人公とする小説版は2009年に発売され、アメリカでは初日に100万部以上を売り上げた。フリーメイソンとアメリカ合衆国建国の関係性を描いている。当初は、「堕天使のパスポート」でオスカー脚本賞にノミネートされたスティーブン・ナイトが映画版の脚色を手がけることになっていた。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」(06)、「天使と悪魔」(09)は、合わせて世界興行収入12億4000万ドルの大ヒットを記録している。両作のメガホンをとったロン・ハワード監督は、「ロスト・シンボル」では続投しないと見られており、トム・ハンクスが再び主人公を演じるかどうかも、現在のところ発表されていない。
製作スタジオのソニー・ピクチャーズは、すでに12年夏に「メン・イン・ブラック」第3弾と「スパイダーマン」最新作を公開することを決めているため、同夏に予定されていた「ロスト・シンボル」の公開は、13年夏に延期されるのではないかと噂されている。