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山下智久、矢吹丈を演じ「1日1回キレていた」

2010年12月17日 15:41

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山下の肉体を「彫刻のよう」と絶賛
山下の肉体を「彫刻のよう」と絶賛

[映画.com ニュース] 不朽の人気漫画を実写化した「あしたのジョー」の公開記念イベントが12月17日、東京・赤坂サカスで行われ、主人公・矢吹丈を演じた山下智久曽利文彦監督が出席した。山下は「最初は怖くてできなかった」と壮絶な打ち合いシーンを述懐。「毎日トレーナーの方が(奮起させようと)本気で腹にパンチしてきた。おかげで怒りのレベルも高まって、1日1回はキレていましたね」と気迫の舞台裏を語った。

原作は故梶原一騎さんが高森朝雄名義で原作を手がけ、ちばてつやが作画を担当した同名漫画。昭和40年代、ボクサーとしての才能を見出された矢吹(山下)が、少年院で世界チャンピオンに通用する実力をもつプロボクサー・力石(伊勢谷友介)と運命的な出会いを果たし、永遠のライバルとなる。

矢吹を演じるにあたり、極限の肉体改造に挑んだ山下は「撮影が始まったころは(役柄上)ボクシングをしていない肉体。そこから限られた時間で準備したのですごく大変だった」。体脂肪を5%にまで落としたため、「冬は寒かったですね」と振り返った。トレーニング中には丹下段平役の香川照之がオフにもかかわらず、応援に駆けつけたといい「最後まで頑張れる活力になった」と感謝。「大きな作品なので傷つけないよう頑張った」と完成に感無量だった。

メガホンをとった曽利監督は、「CGで何でもできる時代だからこそ、本物で勝負したかった」。山下の肉体を目の当たりにし「まるで彫刻が動いているようだった。人間のもつ力を山下君に教えられ、涙が出そうになった。男として尊敬しちゃいます」と大絶賛だった。

この日のイベントは山下がCMキャラクターを務める「東芝dynabook」とのタイアップ。会場には劇中の山下を忠実に再現した等身大フィギュアも登場し、山下は「すごいっすね。汗もかいているし、撮影当時を思い出します」と笑顔をのぞかせた。

あしたのジョー」は2011年2月11日から全国で公開。

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