香里奈「あしたのジョー」白木葉子役に挑戦&劇中衣装を監修
2010年5月1日 05:00

[映画.com ニュース] 女優の香里奈が、不朽の人気漫画を40年ぶりに実写映画化する「あしたのジョー」で、ヒロイン・白木葉子を演じることが決まった。香里奈は、劇中でドヤ街を訪れるシーンに着用予定のコートとワンピースを自らデザイン、監修して撮影に臨む。
香里奈扮する白木は、日本有数の財閥の令嬢という役どころ。原作では力石徹の死後、白木ジムの会長に就任し、プロモーターとして主人公の矢吹丈をさまざまな面からサポートする姿が、多くのファンからの支持を集めた。山下智久の丈、伊勢谷友介の力石、香川照之の丹下段平と並ぶ人気キャラクターのキャスト決定だけに、大きな話題を呼ぶことは必至だ。
1970年に実写化された際には高樹蓉子が演じており、“2代目”となる香里奈は「たくさんの方々に愛されてきたキャラクターを演じられることを、プレッシャーに感じるとともに、とてもうれしく思っています」と心情を明かした。さらに、「ボクシングを通してさまざまな影響を受け、心情が少しずつ変化していく葉子を、芯のある凛(りん)としたイメージを持ちつつ、強く優しく演じたいと思います」と意欲をみなぎらせた。
そんな香里奈は、同作で人気ブランド「N. Natural Beauty Basic*」とタイアップし、劇中衣装のデザイン&監修を手がけることに。伊與田英徳プロデューサーは、「ファッションリーダーである香里奈さんなら、この時代のファッションを、今のブランドとともに新しくよみがえらせることができるのではないかと考えました」と企画経緯を説明。それだけに、「昔の時代の話を敬遠されかねない劇衣装に現代の観客を振り向かせ、原作とこの映画の懸け橋になることを期待して依頼しました」と相乗効果を切望している。
“現代版”白木葉子が足を運ぶ昭和40年代の泪橋などのドヤ街は、都内近郊に東西80メートル、南北60メートル、敷地面積5000平方メートルのロケセットを作り再現した。曽利文彦監督のメガホンのもと、今月下旬にクランクアップ予定。ボクシングと向き合うことで生きる目標を見つけた男たちに、常に愛を注ぎ見守り続けたヒロインを、香里奈がどのように体現するのかに注目が集まる。
「あしたのジョー」は東宝配給で、2011年陽春に全国で公開。
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