仲村トオル、アルコール度数50%の特製カクテル一気飲み
2010年10月25日 15:10
[映画.com ニュース] 第23回東京国際映画祭の特別招待作品「行きずりの街」が10月25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、主演の仲村トオルが共演の小西真奈美、南沢奈央、阪本順治監督らと舞台挨拶に登壇。仲村にとって俳優生活25周年、そして50本目の出演作となる同作を記念し、アルコール度数50%の25年ものウイスキーで作った特製カクテルを一気飲み。「ファイヤーな感じ」ともらした。
1992年度「このミステリーがすごい!」で第1位に輝いた志水辰夫の小説を、阪本監督が映画化。元教え子との結婚をスキャンダル扱いされ、教職を奪われた主人公の波多野(仲村)が、離婚した元妻との運命的な再会を経て、自らを追放した学園の暗部に迫る姿を描く。
仲村は同作を引っさげ、湯布院映画祭、釜山国際映画祭にも参加。「いつも舞台挨拶の順番が阪本監督の後で、毎回『この後、トオルが面白いことを言います』と振られてきた。まるで芽が出ると言われ続ける柿の種の気分でした」とぼやき節。この日は、最初にマイクを握り「この後、阪本監督がとっても怖い話をします」とうれしそうにムチャぶり。これに対し、阪本監督は「仲村さんが演じるのがカズオ(和郎)で、小西さんがマサコ(雅子)。実はうちの両親と同じ名前で、撮影中はずっと怖かった」と見事に打ち返した。
女子高生からクラブのママまでを演じきった小西は、「今まで見たことがない自分がスクリーンに映っていて、本当に感謝です」。衣装合わせの際に阪本監督から「イケるんちゃう」と太鼓判を押されたといい「うれしかったです」と笑顔をこぼした。また、明後日25日に誕生日を迎える小西に、仲村からサプライズプレゼントとして花束がおくられた。
仲村は、「過去に後悔がある人なら、きっと共感してもらえるはず。見たら今までで一番好きだった人に会いたくなってしまう。配偶者のいる方は気をつけてください」とアピール。自らは結婚15年目を迎えたが、胸に手を当てながら「変わらぬ気持ちがここにあります」と永遠の愛を誓っていた。
「行きずりの街」は11月20日から全国で公開。