ダンテ・カーバー、出演作初日に新妻が来場し大テレ
2010年10月2日 15:38

[映画.com ニュース] 筒井康隆の作家生活50周年記念映画「七瀬ふたたび」が全国10スクリーンで封切られ、主演の芦名星、佐藤江梨子、ダンテ・カーバー、今井悠貴、吉田栄作、メガホンをとった小中和哉監督が東京・シネ・リーブル池袋で舞台挨拶に立った。
他人の心を読み取る、テレパスと呼ばれる特殊能力をもった少女・火田七瀬(芦名)、タイムトラベラーの藤子(佐藤)らの活躍を描くサイキックSF。過去に4度、テレビドラマ化されているが、映画化は今回が初めて。タレントの中川翔子が初監督に挑んだ短編映画「七瀬ふたたび プロローグ」が同時上映されている。
先週行われた公開記念イベントで、原作者の筒井と対面した芦名は「お会いできて感動した。(原作を)書かれた方がいて、自分がその役を演じるというのは改めてすごいことだと思う」と感激もひとしお。「人の心は読めないほうがいいなと、見ていただくとわかると思う。善と悪を越えた孤独感や悲しみ、それでも生きたいと思う気持ちは(能力者ではない)私たちの心にも隠れている」と作品のテーマを語った。
一方の佐藤は「私はタイムトラベルしたいですね。取り戻したい過去がたくさんあるんで」と肯定的。「タイムトラベルということで、最初は『ターミネーター』のポーズをやるのかなと研究していた」と笑いを誘った。小中監督は「企画から完成まで10年以上かかったが、おかげで素晴らしいキャストがそろった。この出会いに感謝したい。特殊能力者という観点ではなく、繊細な人たちの生きづらさを描いたつもり」とアピールした。
客席には、結婚したばかりのダンテの妻の姿があり、壇上のダンテは大テレ。さらに今井の祖父母も来場しており、今井が「じじ、誕生日おめでとう」と祝福すると、吉田も「あっ、おじいちゃん、お誕生日おめでとうございます」と声をかけるひと幕もあった。
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