“武術師範”岡田准一が麻生太郎元首相を警護
2010年9月29日 19:59
[映画.com ニュース] 人気TVシリーズの映画化2部作前編「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」の完成披露試写会が9月29日、東京・千代田区の東京国際フォーラムにて行われ、主演の岡田准一、堤真一、真木よう子、松尾諭、神尾佑らが舞台挨拶に立った。劇中でSPを演じる5人は、映画の世界観を再現すべく、要人ゲストとして来場した麻生太郎元首相を警護した。
イベントが始まると、舞台上に7メートルのロングリムジンが登場。岡田ら主要キャストに加え、麻生元首相が姿を現すと会場はどよめきに包まれた。麻生元首相は、第92代内閣総理大臣ほか数々の要職を歴任し、警護についたSPの述べ人数が最も多い現職の政治家という記録を持つ。岡田らは、警護しながら客席まで誘導。無事に任務を終えた岡田は「緊張しました。来ていただいてうれしいです」と表情をほころばせた。
同作は、直木賞作家・金城一紀が原案・脚本を務めるサスペンスアクション。「野望篇」では、与党幹事長の伊達(香川照之)を警護していた井上薫(岡田)ら警視庁警備部警護課第四係のSPたちが、大規模テロ事件に巻き込まれていく姿を描く。
岡田は、同作のアクションのために、約2年半前からフィリピンの伝統武術カリと、ブルース・リーが考案したジークンドーなどを習い続けていたという。そして昨日、カリとジークンドーのインストラクターの資格を取得。岡田は登壇者から「師範」と呼ばれ、会場からの祝福の拍手に照れくさそうに笑ったが、劇中ではアクションシーンの考案も行うなど並々ならぬ思い入れ。それだけに、映画の完成に「本当にお待たせしました。僕も早く続きが見たかったけど、ごまかしのないものを作るために頑張りました」と胸を張った。
そんな岡田に、堤は「もともと身体能力があったけど、体つきも(以前とは)格段に違う」とほれぼれ。真木も「ていねいで優しいけど、できないと怖い先生」と評し、「撮影終わったらアクション女優としてやっていこうかなと思った」とすっかりアクションに魅了された様子だった。
映画を鑑賞した麻生元首相は、報道陣の取材に応じ「アクションがなかなか迫力あって面白かったね」とご満悦。「あれだけ長時間追いかけられる人は、私についている箱根駅伝に4年連続で出場したSP以外にはいないんじゃないかな。警護術もちゃんとしているし、簡単に銃も抜かないし、しっかりしていたと思う。私だったら撃っちゃうけどね(笑)」と太鼓判を押した。そして、イベントで警護についた岡田らについても「手慣れていた。間違っちゃいないよね」と称えた。
「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」は10月30日から全国で公開。後編の「革命篇」は2011年春公開。
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