生田斗真主演の「源氏物語」で中谷、窪塚、東山が豪華共演
2010年9月22日 11:54
同作は、「物語の中の光源氏の世界」と「物語を書いた紫式部の世界」が織り交ざり、その間を陰陽師・安倍清明が行き来するという、夢と現実が交錯する世界を描く。作家・高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」(角川書店刊)が原作で、高山自身も脚本に参加。「愛の流刑地」の鶴橋康夫監督がメガホンをとる。
「人間失格」「シーサイドモーテル」「ハナミズキ」と映画出演が続く生田が、絶世の美をもつ光源氏役。中谷が「源氏物語」を創出する紫式部を、窪塚が時空を超越しておん霊と戦う安倍を演じる。中谷は、「1000年の時を経て今もなお語り継がれる物語を綴った紫式部が、長い髪と重い装束の内側に隠した修羅を演じることは、光栄であると同時に恐ろしくもありますが、鶴橋監督を信じてついて行きます」。窪塚は役づくりのため晴明神社ほか京都嵐山をめぐり「みんなが見たことのない、安倍晴明をご覧に入れます」と意気込む。
東山は、紫式部に「源氏物語」を書かせることになる藤原道長役。1991年放送のスペシャルドラマ「源氏物語 上の巻」に出演した経験があり、「人生で2度も同じ文学作品に携われるなんて大変光栄です。日本文学最高峰を生み出した“紫式部”。僕は“藤原道長”を演じることをとても楽しみにしています。斗真には負けないぞ!(笑)」と、事務所後輩の生田にライバル心を燃やしている。
9月20日から岩手や京都を中心に撮影が開始されており、年内クランクアップ予定。2011年公開。