ジョージ・クルーニー監督作にフィリップ・シーモア・ホフマンら
2010年9月3日 15:31
[映画.com ニュース] ジョージ・クルーニーの次回監督作「ファラガット・ノース(原題)」に、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティらの出演が予定されていることが分かった。同時に、「スター・トレック」のクリス・パインに主役がオファーされ、現在交渉中だという。
同作は、2004年の民主党大統領予備選に立候補したハワード・ディーンの選挙スタッフだったボー・ウィリモンが書いた同名戯曲の映画化。選挙戦の裏側を描く政治ドラマで、主人公はウィリモンがモデルと思われる情報操作に長けた20代の若き広報官スティーブン。タイトルは、ワシントンD.C.の地下鉄の駅名に由来する。
数年前に映画化の企画が持ち上がった当初は、レオナルド・ディカプリオが主役のスティーブンを演じる予定だったが、すでに降板。米ニューヨーク・マガジンのブログ版Vultureによれば、クルーニーは現在、08年のオフ・ブロードウェイの舞台で同役を演じたパインの参加を希望しているという。
一方、ホフマンはスティーブンの上司で百戦錬磨の選挙参謀ポール役、ジアマッティはライバル候補の選挙参謀役に決定。いぶし銀の魅力を放つ2人の名優の初共演が実現することになりそうだ。また、ジャーナリスト役でマリサ・トメイ、スティーブンが性的関係を持つ若い選挙スタッフ役でエバン・レイチェル・ウッドが交渉に入っている。クルーニーも端役で出演する見込みで、来年2月のクランクインを目指している。