藤原竜也、NYで「パレード」への思い吐露
2010年7月11日 14:31

[映画.com ニュース] 行定勲監督、藤原竜也主演の「パレード」が7月10日(現地時間)、米ニューヨークのジャパン・ソサエティで開催中の第4回最新日本映画祭ジャパン・カッツ(7月1~16日)で上映され、2人は舞台挨拶に立った。
吉田修一の人気小説を映画化した同作は、2月に第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞。3月に香港で開催されたアジアン・フィルム・アワーズでベストフィルムにノミネートされたほか、6映画祭に参加した。また、25以上の国や各都市映画祭からのオファーが殺到している。
藤原は、これまで出演した作品群と比較した同作の印象について「現代人の心の中に抱えているヤミみたいなものを、監督がすごくうまく表現してくれた。自分としてはひとつの作品として、映画として、人生の中に残っていくと思っています」と振り返った。

また、故井上ひさしさんが藤原のために書き、蜷川幸雄が演出する舞台「ムサシ」のニューヨーク公演がこの日、千秋楽を迎える。演劇に臨むニューヨーカーの姿勢を「非常に高級な見方をしてくれる方々が多い印象なので、ウソがつけない感じがします」と持論を展開。そして、「井上先生の遺書のような作品を、強く望んだこのニューヨークという場所で演じられることをとても光栄なことだと思っています」と感慨深げに語った。
上映後のティーチインでは、行定監督に同作で描かれる日本の若者像について質問が集中。「今の若い人たちを僕が一番恐ろしく感じるのは、無関心さです。コミュニケーションは非常にうまく取れているんだけれども、根底の部分で意外と何に関しても無関心なところを感じる」と話した。だからこそ、「その場その場での空気を読むっていうことしかしていないように思える。そんな得体の知れないものが、一番恐ろしいですね」と説明した。
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