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「告白」原作者・湊かなえ、故郷・因島で感動の凱旋上映

2010年6月14日 05:00

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因島名物「はっさく大福」も味わった3人
因島名物「はっさく大福」も味わった3人

[映画.com ニュース] 松たか子の主演最新作「告白」の原作者・湊かなえが6月13日、メガホンをとった中島哲也監督、出演の橋本愛とともに、出身地である広島・尾道の因島市民会館で行われた特別上映会で凱旋舞台挨拶に立った。

6月5日に266スクリーンで封切られた同作は、興行成績で7週連続でトップをひた走っていた「アリス・イン・ワンダーランド」を追い抜く大ヒットスタート。湊が2008年8月に双葉社から発表した同名小説は、映画の話題も奏功し、現在までに累計発行部数235万部(単行本70万部・文庫165万部)を突破するなど破竹の勢いを見せている。

今回の上映は、湊の因北小学校・因北中学校時代の同級生だった星野光男さんが中心になって活動する「因北っ子」が企画。同所には劇場がないため、湊が本屋大賞受賞時に開いた出版記念パーティで知り合った双葉社関係者を通じ、配給元の東宝に相談したことで実現した。この日は降雨にもかかわらず場内約1000席が埋め尽くされ、高校卒業まで因島で暮らしていた湊は「こんなにたくさん人が集まってくださってうれしいです。誰のこと?って感じです」とはにかんだ。

チケットの売れ行きは、約1カ月前の段階で500枚ほどだったそうだが、3日前から主催側の電話が鳴り止まない状態が続き完売。星野さんは、「僕が挨拶に行った人たち全てから、いい返事をいただいた。みんなが湊を応援してくれて、ありがたかった」とホッとした表情。一方の湊も、「地元の同級生が仕切ってくれるだなんて、すごいことです。これだけで1本、作品が書けるんじゃないかな」とニッコリ。そして、「何年か前に(同じ因島出身の)ポルノグラフィティが凱旋コンサートをやって『すごいなあ』と思った。私も因島を盛り上げるお手伝いができてうれしいです」と感慨に浸った。

中島監督は、「湊さんの故郷で上映会をやると聞いて『いいよ、いいよ』と気軽に返事をしたら、こんなに立派なホールでたくさんの方に見ていただけるとは思っていなかった」と苦笑い。熊本在住で14歳の橋本は、前日に広島入り。物語の重要な役どころを演じたが、人生初の舞台挨拶とあって「すごく緊張しています。私が行ってもいいのかな……と思ったけれど、温かく迎えてくださってうれしかったです」と笑顔をのぞかせた。

ハリウッドのメジャースタジオを含む3社からリメイクのオファーを受けている同作。湊は、「今までに見たことのない映画をご覧いただけると思う。息継ぎする間がないかもしれませんが、ときどき思い出して」と客席に呼びかけていた。


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