菅野よう子、トータス松本ら、小栗旬監督作サントラに結集
2010年5月31日 08:00
[映画.com ニュース] 俳優の小栗旬が初めて監督を務める「シュアリー・サムデイ」のサウンドトラックが、7月7日に発売されることになった。小栗監督が大ファンだということからオファーされ、映画音楽を担当した菅野よう子名義のサントラにはトータス松本、曽我部恵一、手嶌蒼ら豪華アーティストが参加している。
小栗監督の熱望を受けてトータスが主題歌として書き下ろした、映画で主演を務める小出恵介の歌手デビュー作「SURELY SOMEDAY」(7月7日発売)や、iTunes Storeで先行配信され2日間で全音楽部門1位を獲得した手嶌葵が歌うエンディング曲「Because」など盛りだくさん。さらに、近藤房之助の「幸せならクラップユアハンド」や曽我部恵一が歌う挿入歌「バンドやろうぜ」など多彩な楽曲とともに、トータスの「SURELY SOMEDAY(demo version)」もボーナストラックとして収録されている。
小栗監督は、「下妻物語」や「ハチミツとクローバー」などの映画音楽を手がけてきた菅野について「まさかお仕事を受けてくださるとは思わなかったので、大変興奮しました。もう魔法使いのような人。完成した曲は想像以上に素晴らしいもので、非常に感謝しています」と感激しきりだ。そして、サントラに参加したミュージシャンへ「完成したときは感動、興奮、感謝のひと言。何者かも分からないヤツの作った映画のために、こんなに素晴らしい曲を提供してくださりありがとうございました!」とコメントを寄せた。
また、トータスへ熱烈オファーした理由について「トータスさんの歌には魂がこもっているからです。 こういう主役5人の気持ちをストレートに歌ってくれるのはトータスさんだ! と思ったから。初めて聞いたときの感想は感無量。さすがだと思いました」と説明した。
一方のトータスは、「何年か前に飲みの席で、小栗旬から『いつか映画を撮るときに主題歌を絶対頼みたい』と言われ『そういう機会があったら、やろうやろう』と盛り上がった。いよいよそれが昨年現実となったものの、1回は断ろうとした。でも、小栗が『絶対トータスさんでないとダメだ』と言ってくれたのでやらせていただきました。『絶対トータスさんでないと』という言葉がうれしかった」と振り返った。
「シュアリー・サムデイ」は松竹配給で、7月17日から全国で公開。