ユアン・マクレガー、ジョニデ代役で「ドン・キホーテ」参戦
2010年5月19日 11:33
[映画.com ニュース] ユアン・マクレガーが、奇才テリー・ギリアム監督が長年温めている悲願の企画「ドン・キホーテを殺した男(The Man Who Killed Don Quixote)」に出演することが明らかになった。ギリアム監督本人が英エンパイア誌の取材で明かした。
同作は、2000年にいったんクランクインしたものの、さまざまなトラブルに見舞われて製作中断に追い込まれたいわくつきの作品。そのてん末は、ドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(02)にも描かれた。ギリアム監督は、同作を再撮影したい意向を昨年から表明していた。
マクレガーが演じるのは、脚本がオリジナル通りであれば、中世にタイムトラベルしてドン・キホーテに出会う現代の広告クリエイターという役どころ。ギリアム監督がジョニー・デップを想定して書いたというキャラクターで、当初からデップがキャスティングされていたが、スケジュールの都合で再撮影に参加できないことが判明していた。
なお、オリジナルでジャン・ロシュフォールが演じる予定だったドン・キホーテ役には、すでに「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」の名優ロバート・デュバルが決定。今年9月のクランクインを目指している。