高橋克典主演「誘拐ラプソディー」押尾事件乗り越え伊ウディネ映画祭へ
2010年4月3日 15:53

[映画.com ニュース] 高橋克典の主演最新作「誘拐ラプソディー」が4月3日、全国20スクリーンで封切られた。高橋をはじめ共演の船越英一郎、哀川翔、子役の林遼威、榊英雄監督が、東京・角川シネマ新宿で行なわれた舞台挨拶に顔をそろえた。
同作は、昨年12月の公開予定だったが、出演していた押尾学が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたために公開延期に。“お蔵入り”の危機に直面したが、榊監督が急きょ代役を務め完成にこぎつけた。それだけに、榊監督は「感無量でございます。去年の今ごろはおはらいをした時期です。1年経った今、公開できてうれしいです」と喜びをかみしめた。
主演の高橋も、「あのおはらいは、相当強力でしたね。12月公開だったけれど、あれ、何かありましたっけ」ととぼけ顔。哀川と船越も、劇中冒頭に桜が出てくることに触れ「12月より春のほうがいいよ。春の映画なんだし」とアピールしていた。
そんな同作は、アジア映画に特化したイタリアの映画祭である第12回ウディネ・ファーイースト・フィルム・フェスティバル(4月23日~5月1日)のコンペティション部門に選出。昨年は、「クライマーズ・ハイ」「ドロップ」「フィッシュストーリー」「ヤッターマン」などが出品され、「おくりびと」が観客賞を受賞している。
また、高橋や哀川らは、榊監督の熱血ぶりについて言及。子役の林は、あまりの迫力に何度か涙を流したといい、「70年代の往年の監督の生き残りのような演出だった」(高橋)、「あれ、オレ、何かやったかな……みたいな怒鳴り声だった」(哀川)など思い思いに振り返った。榊監督は、「すべては僕の映画に対する思いということで許していただければ」と恐縮しきりだった。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI