ガッキー&生田斗真、笑顔こぼれる感謝の炊き出し 「ハナミズキ」日本編撮了
2010年3月30日 04:01
土井裕泰監督がメガホンをとる同作は、すれ違いながらも互いを思いあう男女が10数年間のなかで成長していく姿を、「恋空」「涙そうそう」のスタッフが再結集して描く。一青窈の「ハナミズキ」は、2004年のリリースから5年以上を経た今も多くの人々の支持を受け続けてきた。
昨年9月にクランクインし、北海道や東京で撮影を敢行してきた新垣と生田は、「ハナミズキ」の花言葉「返礼」が象徴するように、全編を通じて内包する「無償の愛」を一貫してつむいできた。深夜の釧路で日本編の撮了を迎えた新垣は、「こんなにキラキラしたキレイな雪の中で終われて幸せです」と感無量の面持ち。劇中では、主人公・紗枝の高校時代から海外で働くキャリアウーマンに至るまでの10年間を演じる。一方、全ての撮影を終えた生田は、「北海道は寒かったけれど、あったかい現場で毎日の撮影が楽しみでした」と振り返った。
また、翌26日には新垣と生田、撮影スタッフが、撮影に協力した漁港関係者に炊き出しを振舞うセレモニーが行われた。新垣が「皆さんのご協力のおかげで楽しく過ごせました。ありがとうございました!」と真ダラの味噌汁を配り歩けば、生田も負けじと“ちゃんちゃん焼き”を振舞うなど和やかな雰囲気に。漁師としての家業を継ぐために水産高校に通う青年という役どころだけに、「漁師の皆さんが温かくて、仕事に誇りを持っていて、役作りとしても人生経験としても貴重な経験。シャケ漁はマスターしたので、力になれると思います」と頭を下げた。
そんな生田の感謝の言葉にあふれんばかりの笑顔の漁業関係者は、大ヒットを祈願して劇中で使用したものと同様の大漁旗をプレゼント。生田は、サプライズ演出に「すげえ、やったあ」と感激しきりの様子だ。さらに、「いろんな面で助けてもらいました。楽しい現場を作ってくれたり、お芝居をしているときもナチュラルでいられるなって。本当にいい時間を過ごさせてもらいました」と語る新垣からは木彫りの熊のオブジェをプレゼントされ、苦笑いを浮かべていた。
新垣は、4月からのニューヨーク&カナダロケについて「海外でのお仕事は経験が少ないので緊張していますが、何よりも楽しみたいと思います」と意欲満々。そんな新垣に、生田は「英語のセリフとか大変だと思うが、体に気をつけて頑張ってほしい」とエールをおくっていた。海外ロケで撮影は全て終了し、6月下旬に完成予定だ。
「ハナミズキ」は東宝配給で、8月21日から全国で公開。
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